五ツ木の模試とは、大阪の多くの中学3年生が受ける公開模試です。
五ツ木書房さんが主催で、1年を通して開催されます。
初めての入試。
入試の雰囲気慣れする意味でも、2、3回は、受けた方が良いと思います。
五ツ木模試の日程

模試は、年間8回開催されます。
第1回は5月です。
第2回は6月。
第3回は7月と、1学期で3回あります。
進路選択が始まる大事な中3の2学期は、
- 09月(第4回)
- 10月(第5回)
- 11月(第6回)
- 12月(第7回)
と毎月あります。
年が明けて、入試直前の1月に、最後の第8回があります。
大事な回は、11月の第6回
特に大事なのが
11月の第6回
です。
この回の五ツ木の模試の受験人数が、一番多くなります。
馬渕塾、明光義塾など、進学塾に行っている子も受験します。
なので、志望校判定の精度も上がります。
「本当に志望校を受けるのか」
「もう少し入りやすい高校に変えるのか?」
の判断材料になります。
12月の第7回、特別回も活用
12月の第7回は特別回です。
割と多くの私立の高校が会場になります。

2学期の後半には、私立の志望校は、ほぼ決まっていると思います。
なので、
本番と同じ状況で模試
を受けられます。
- 通学時間の混雑度
- 行き方
- 学校の雰囲気
- 同じ学校を目指してる人
などが、どんな感じか良く判ります。
電車・バスの接続とか実際の時間にいかないと想定外のことがあるかもしれません。
事前に確認するチャンスになります。
特典で、その私立の過去問がもらえたりします。
また、会場になっている私立高校によっては、
過去問
をくれたり、
学校見学会や、説明会も同時に開催
されます。
2023年、中3の模試、実施日程表
2023年の中学3年生向け模試の日程です。
- 第1回 2023年05月14日(日)
-
申込受付:
5月1日(月)~5月9日(火)成績発送:
5月25日(木)テストのねらい:
1・2年内容を確認し、基礎力をつけよう。 - 第3回 2023年07月9日(日)
-
申込受付:
6月29日(木)~7月4日(火)成績発送:7月21日(金)
テストのねらい:
ねらい弱点分野をチェックし、夏休みに学習しよう。 - 第4回 2023年09月10日(日)
-
申込受付:
8月31日(木)~9月5日(火)成績発送:9月25日(月)
テストのねらい:
ねらい夏休みの成果を確認し、後期の計画を立てよう。 - 第5回 2023年10月8日(日)
-
申込受付:
9月28日(木)~10月3日(火)成績発送:10月23日(月)
テストのねらい:
ねらい2学期も半ば。学力を診断し、目標校を決めよう。 - 第6回 2023年11月12日(日)
-
申込受付:
11月2日(木)~11月7日(火)成績発送:11月28日(火)
テストのねらい:
ねらい最も受験者が多い回。確かな資料で志望校を決定しよう。 - 第7回 2023年12月10日(日)(特別回)
-
申込受付:
11月30日(木)~12月5日(火)成績発送:12月21日(木)
テストのねらい:
ねらい専願・併願の私立志望校で模擬テストを受けよう。※私立高校会場を選択できる回です。
- 第8回 2024年01月21日(日)(直前回)
-
申込受付:
1月11日(木)~1月16日(火)成績発送:2月1日(木)
テストのねらい:
ねらい受験学習の総仕上げ。公立入試本番に向けて、自信をつけよう。
中1・中2学力テスト会の日程
五ツ木には、中3だけなく、中1・中2の模試もあります。
年2回です。
- 第1回 2023年09月10日(日)
-
申込受付:
8月31日(木)~9月5日(火)成績発送:
9月28日(木)テストのねらい:
真の学力・実力を 公開テスト会で測定しよう。 - 第2回 2024年02月4日(日)
-
申込受付:
1月25日(木)~1月30日(火)成績発送:2月17日(土)
テストのねらい:
学年の総まとめ。次学年の学習に生かそう。
何回受けたらよい?
11月の第6回だけでも良いと思いますが、可能なら、それ以外にも数回受けた方が良いです。
特に5月の第1回は、中3になってすぐです。
- 自分の偏差値がどのくらいか?
- 自分の実力では、どの高校に合格できそうか?
- 入試ってどんな感じ?
というのが判ります。
志望校と実力が、かけ離れている場合は、
1学期、夏休みとしっかり勉強する必要
があります。
「塾へいくのか?」
「自分で勉強して大丈夫なのか?」
の判断もできます。
現状を知る意味でも、五ツ木の模試は、早めに受けた方が良いですね。
模試の申し込みは、お近くの指定書店か、ネットで
模試の申込は、指定の所定書店での書店申込か、ネットで申し込みができます。
ネット申込だと受験票を送ってもらう送料なども追加で必要になります。
試験日に試験会場で当日申込も可能です。
この場合は当日料金で
事前申し込みより、1割ほど受験料が高い
です。
会場は、基本選べない
書店申込だと会場が決まっているケースが多いです。
受験票に、すでに印字されてます。
会場を選びたい場合は、オンライン申込が良いかもしれません。
河内長野だと暁光高校さんか、初芝立命館さんが主です。
ただ、1度だけ藤井寺の天王寺東高校で模試を受けたことがあります。
当日の時間割
模試当日は、結構、朝早くなります。
- 受付が、07:40から
- 諸注意の開始が、08:20
- 試験終了が、13:05
という感じです。
うちの子が受けた時は、コロナ禍の模試だったので、受付に結構時間が掛かっていたようです。
諸注意 | 08:20~8:30 (10分) |
国語 | 08:30~9:10 (40分) |
数学 | 09:20~10:10 (50分) |
英語 | 10:20~11:00 (40分) |
英語 (リスニング) |
11:00~11:15 (15分) |
理科 | 11:25~12:05 (40分) |
社会 | 12:15~12:55 (40分) |
閉会宣言 諸注意 |
12:55~13:00 (05分) |
実際の受験と同じじゃないので注意
五ツ木のテストの時間割と、実際の公立高校の入試の時間割とは違います。
五ツ木のテストは、回によって出題範囲が決まっているからです。
五ツ木の方が時間が短いですね。
最後の第8回の大阪府の会場だけ、公立高校の入試と同じ時間割で開催されます。
当日の服装は制服の子が多いです。
五ツ木模試の服装は、制服の子が多いですね。
民間の会社が主催なので、私服で行っても別に問題ありません。
試験監督もバイトの学生さんです。
制服を洗濯している、その後に遊びに行く、などの場合は私服でもいいんじゃないでしょうか?
持ち物は筆記用具に時計
五ツ木模試の当日の持ち物は、
- 受験票
- 筆記用具
- 腕時計
- 上履き、スリッパ
です。
スマホ・携帯電話は使用禁止です。
時計は会場に時計が無い場合もあります。
腕時計をしない子は、卓上時計でもOKです。
また土足厳禁の会場もあります。
会場ごとで必要なものが多少違います。
受験票に書いてある注意事項を良く確認してください。
志望校番号が判らないときはどうする?
受験票には五ツ木模試で指定された志望校番号を書く欄があります。
受験票に記入する志望校番号を書いた紙を無くしたり、記入忘れて試験会場に来た場合、どうしたらよいか?ですが、
- 会場で担当者に聞く
- ネットで検索する
で解決できます。
志望校番号は、五ツ木書房のホームページで検索できるようになっています。
https://itsuki-s.site/high/step1.php
遅刻したら、どうなる?
どれくらい遅刻したか?によりますが、受験は可能なようです。
会場の試験本部のスタッフの方に相談してください、とのことです。
受験票を忘れた、無くしたらどうなる?
受験票を忘れたり、無くしたりした場合は、再度、当日受験料を払って受験が可能です。
後日、
- 見つかった受験票
- 当日受験料を払った時に受け取った領収書
を、指定の場所に郵送すると受験料が返金されるそうです。
模試結果の返却は、大体2週間後
模試は、第2日曜日に開催されます。
模試の返却は、その2週間後の第4日曜日以降、という感じです。
五ツ木の模試のサイトには「発送日」が書いてるだけで、到着日ではありません。
11月の第6回は人数が多いので、他の回より少し遅れるようです。
月末までに届いてなければ、確認
月末までには届くと思います。
ただ、うちでは、「返却遅いなー・・・」と思っていたら、子どもが先に受け取って持っていた、ということもありました。
届いてなければ家庭内で確認して、それでもなければ五ツ木書房まで確認してみてください。
試験の翌月に届くということは無いと思います。
五ツ木模試の偏差値は、参考になる?
五ツ木模試の偏差値は、11月実施の6回の数字は参考になります。
受験人数が多ければ多いほど、精度は高くなります。
五ツ木のテスト結果の表では、
あと何点とれば、合格できるのか?
を教えてくれます。
結果を見て
- 志望校の合格点に足りなければ、今までより勉強量を増やす
- 足りていれば、今のペースを維持
- 余裕なら、もう少し上も目指してみる
というような判断ができます。
五ツ木の模擬テストは、継続して受験すると
自分の偏差値と、志望校の偏差値との差
がどれくらいあるのか?が判って良いと思います。
大阪府で高校受験するなら、1度は五ツ木の模試は受けておくことをお勧めします。
五ツ木の模試の開始は1962年。
もう60年になる模試です。
進学塾でも志望校選びの参考にされています。
高校入試が、人生初の入試なら雰囲気を知るためにも受験をお勧めします。
試験の結果を見て、この後どうするか?が大事です。
高校受験、家族も大変です。
五ツ木の模試で自分の実力を把握して、ぜひ志望校合格してください!
最後の追い込みは過去問、冬休みに何度も解こう
高校入試の最後の追い込みは、過去問で仕上げです。
5年分の過去問を何度も解けば自信もつきます。
11月下旬くらいから過去問をやって、冬休み、1月は苦手な分野に集中して勉強すると良いです。
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